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今回はこちらのコラムで初めて県内での出会いをお届けします。

僕は2013年から、新潟市南区の事業(コミュニティコーディネーター育成講座)で講師を務めさせていただいている。そのご縁の中で白根について調べ、取材していた時に、相沢仏壇さんに出会った。

白根商店街を歩いていると、中央通りから少し外れた所にあるお店から、店主さんが作業している姿が見えた。もはや、道から作業場が見えるミュージアムのようだ。

「こんにちは!」。お店の扉を開け元気よくあいさつし、白根の文化について聞かせてほしいと伝えると、「まあ、上がってくんなせ」と店主の相沢秀栄(ひでえ)さんが手招きしてくれた。奥さまが「どうぞ」と笑顔であったかいお茶を出してくれ、一気に緊張がほどけるのを感じる。

相沢さんは78歳ながらも現役で仕事をされている。中学を卒業して15歳から親に弟子入りする「内弟子」となり、かれこれ60年以上もその道を究めておられる大ベテランだ。

相沢さんの作業場には、たくさんの金色に光る部品が置かれていた。それらは全て仏壇の部品だそうだ。

「部品を一つ一つ全部解体して、それをきれいに洗って、金箔(きんぱく)を貼ったり、金具を打ち直したりね。そういうのを『お仏壇のお洗濯』ってここらじゃ言うんて。古くなったもんを修復して、再生していく。今は使い捨てもいっぺことあるろも、おれらは修復した後何十年も使えるようにするんだわ」

相沢さんは塗り師であるが、白根仏壇では木地、彫刻、蒔絵(まきえ)、金具の五つに分業され、それぞれの職人さんが仏壇作りを支えているそうだ。

「おやじが納めた仕事を、おれが今度は手直しをすることもあろんて。先祖や仏を敬う気持ちを私自身も感じながら、毎朝手を合わせてろんて」

地域の中でしっかりと産業が根付き、守られ、そして時代を超えてバトンは受け渡されていく。相沢さんのまなざしは優しくも、鋭かった。

(2015年3月3日 掲載)

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