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今日は三条市の旧栄町に暮らす桜並木を植えた人、高山秀夫さん(85)を紹介したい。

何を隠そう、僕のじいちゃんだ。何もないところに人が集う桜並木を作った人として紹介したいと思い、今日はあえて“秀夫さん”と呼びながら文字をつづってみたい。

秀夫さんの家は田んぼに囲まれていて、遠くの方に、貝喰川という小川が流れる土手が見える。

16歳のころからずっと、この風景とともに時を過ごしてきたという。そして今から11年前、秀夫さんがいつものように自宅から外を眺めていると、ふとある考えが浮かんできた。

草しかない土手沿いの一面に桜の花が咲いたならば、きれいだろうなと。そこを通る人が笑顔になっている姿も思い浮かんだのかもしれない。

秀夫さんはすぐに行動に移した。近所の仲間内に声を掛け、あっという間に「貝喰川に桜を植える会」を立ち上げた。
しかし最初から順調であったわけではない。40本の桜の苗木を植える大規模な計画だったため、いくつもの困難に直面した。三条市や新潟県との調整、土手の強化や整備などである。

「みんなが応援してくれたんて。おれの仲間がダンプ出してくれて助けてくれたんさ。役所のみなさんも土手に何度も来てくれて、図面書いてくれたり、申請してくれたり。こんな人たちがいんかったら成り立たんかったこて」

こうして、みんなが一緒に桜並木を作るという夢に向かい、半年をかけて320㍍にもわたる桜並木が出来上がった。桜並木の間には手づくりされた木のベンチも並んでいる。

桜の下では毎年花見が行われ、さまざまな人たちが集い笑い合う時間が生まれるようになった。「ここ最近は、保育園の子どもたちや老人ホームの方々が花見やピクニックに来てくれるんて。桜が咲くと無性にうれしいね」と、桜の開花を待ちわび、つぼみの膨らみを愛(いと)おしそうに眺める秀夫さん。

今年もきっとこの桜並木でいくつもの笑顔が咲いていくことだろう。みなさんのところでは、もう桜は咲いているだろうか。

(新潟日報2015年4月7日 掲載)

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