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「日本全国 笑顔の旅」の醍醐味は、出会いが出会いを呼ぶことだ。その地で出会う方々が、次に出会うべき人を僕に紹介してくれる。今日は前回紹介した福岡県福津市・津屋崎のまちの中を、出会いのリレーに沿って更に進んでみる。

人一倍パワフルな方に出会わせていただいた。「藍の家」の館長・柴田富美子さん(81歳)だ。藍の家は200年も前に建てられた元紺屋(こんや)(藍染めの染物屋)だ。建物も大変趣きがあり、今では国の有形文化財に認定されているほどだ。

柴田さんが藍の魅力について語ってくれた。「藍はね、1回、2回、3回と回数を重ねて、酸化させて色を深めていくんです。藍も人の心も一緒でね、重ねて重ねて色深くなっていくんです。」

柴田さんが続ける。「亡くなった主人が残してくれたもの、それがここ藍の家。孫も手伝ってくれたりして、家族の気持ちも重ねています。重ね合うっていうのは、素敵なことですね。」と、にこやかに微笑みながら、なんとも優しい表情だ。

柴田さんは結婚を機に、60年前に津屋崎で暮らし始めた。中学校の美術教師をしていたご主人は「藍の家」の前身である染物屋の建物に惚れ込んでいた。しかし津屋崎の開発のためにその建物が壊されるという話が沸きあがり、ご主人はそれに納得ができず、『この家は残さねばなるまい』という強い気持ちから仕事も辞め、平成4年から藍の家を始めた。

「主人とは信念を貫くということは共通していました。今では主人の意思を継いで、娘も藍で染色をしていますよ。」

時代の移り変わりと共に、これまであった大事なものがなくなってしまう昨今、地域の手仕事を守る人がどれだけ大切かということは言うまでもない。今では柴田さんのファンもひっきりなしに訪れる。笑い声が藍の家にこだましていた。

(新潟日報2015年6月2日 掲載)

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