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「お疲れちゃんです~!」と、電話の向こうから聞こえてくる元気ハツラツな第一声。その声を聞くと、僕は安心するのと同時にうれしくなり、途端に故郷に帰ったような不思議な感覚になる。

声の主は、相場ちゃんこと相場浩さん(47)。三条市の町工場・相場紙器製作所で働く職人さんだ。

僕は東日本大震災の後、自分を育ててくれた故郷ともう一度出会い直したいという気持ちが強烈に湧いてきた。そんなとき、故郷で出会えたのが相場ちゃんだった。

相場ちゃんは、仕事の傍らプライベートで、まち歩きのガイド役を担い、まちに関わっている。予約制の一般的なまち歩きを担当することもあれば、市外から来たお客さんにふらっとまち中を案内することもあるという。

僕は、相場ちゃんの元気の源が知りたくなり、あらためて話を聞かせてもらうことにした。

「うちの仕事は箱を作ることだっけさ、三条のものづくりの会社に育ててもらってきたんさ。品物あっての箱あdっけ、品物がないと成り立たんもんね。だからこそ箱を作ることで、ものづくりに関わる人の応援ができたらと思うよ」

「応援する」というのは、何とも相場ちゃんらしい言葉である。

「かっこいい未来を語るわけじゃなくてさ、自分のできることからスタートすることだよね。まちに対して自分ができることは何かって考えたら、箱のことの他には、長く住んでいる自分のまちを外から来た人に案内することだったわけさ」と、楽しそうに話を進める相場ちゃん。

「道端で会うおっちゃんの話も面白いっけさ。地元の人が外から来る人に話をして、『おれも役に立ったかね』って思えたら、地元が楽しくなると思うんだよね。そういうきっかけを作れたらと思ってやってるんだわ。人がつながっていく面白さを、おれは知っちゃったからね」

僕は相場ちゃんの三条弁と、等身大の思いに触れ、故郷に頼もしい先輩がいることはなんて豊かなことなんだろうと感じた。

(新潟日報2015年6月30日 掲載)

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