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「ごめんください」。そう言ってお店の中に入っていくと、奥さんが「まあ、よく来たね」と言って迎え入れてくれる。花にも負けずの素敵な笑顔だ。ここは竹本ご夫妻が二人三脚で営む、年中無休のお店・フローリストKAZさん。前回に引き続き、京都市・新大宮商店街の一角にある花屋さんだ。

竹本和恵さん(54)、旦那さんの宣(よし)良(のぶ)さん(69)、お二人と出会ったのはちょうど6年前のこと。この旅を通して仲良くなった、大切な存在だ。ある日、和恵さんが花への思いを教えてくれた。

「私、生まれも育ちも福島県だったから、田舎もんだから、いつも花はすぐ近くにあったのよ。学校の帰り道とかね。家の庭にもたくさん。その花を摘んで、よく家に飾っていたの」

まだ結婚していない頃、花が大好きな和恵さんのために宣良さんは毎日のように花をプレゼントしていたという。仕事が休みの日にも滋賀や京都の花畑によく行っていたとのこと。

そうして宣良さんの定年退職後、和恵さんが「お花屋さんをやりましょうよ」と提案。和恵さんがフラワーアレンジメント教室の先生をしていたことからご縁が重なり、トントン拍子に花屋さんがスタートした。お店のオープンが決まり、それまでの準備期間は、なんと10日ほどだったそうだ。「劇的でしょ?! 勢いって大事よ」と和恵さんは笑う。

「一輪でもテーブルの上に花があれば、うれしいじゃない。ここはそんな幸せが生まれる場所でありたいの」

花が大好きな和恵さんがいて、その気持ちに寄り添う宣良さんがいる。

そういえばお店には奥さんの名前「カズ」が刻まれている。これは宣良さんの計らいなのだろうか。

実は僕自身結婚式の時に、お二人に会場を彩るお花をお願いした。結婚式という門出を花と共に送り出してほしかったからだ。そのおかげで結婚生活も良いスタートが切れたように感じている。

「フローリストKAZ」がオープンして10年目。和恵さんの気持ちが方位磁石、宣良さんが船を進めるエンジンとなり、二人の息ピッタリな呼吸が織りなすお店は、商店街に、そして家庭のテーブルに今日も花を添えている。

(新潟日報2015年7月21日 連載)

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