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前回に引き続き、石川県能登半島の七尾市を歩く。当時僕は旅での出来事をブログで発信しており、それを見た七尾市出身の知人からメールが届いた。「わたしのおばあちゃんが七尾市に住んでいるから、ぜひ会いに行ってみて」と。さっそく住所と連絡先を教えてもらい、おうちに伺った。

そうして出会ったのが上森光子さん。当時72歳。上森さんは、家からほど近い高校で25年間、「購買のおばちゃん」として務め上げた。いわゆる、学校の名物かあちゃんだったようだ。生徒たちとの交流がなんとも楽しかったと振り返る。

「私もダンスとか踊りが好きでね。生徒さんたちにボランティアで踊りを教えてあげていたんや。仕事ではないから、それもまた楽しくてね。そんな風に生徒さんたちと交流するのが毎日生きがいだったんよ」

そんな中、生徒数が減り、高校は統廃合されることになった。その後、上森さんは心臓を悪くして、合計三度の心臓の手術をすることに。それでも乗り越えて、今を楽しく生きてこられた。

「一日一日、同じ日はないんだよ。晴れの日もあれば、雨の日もある。雨が降ったら雨を楽しめばいい。人生は一度きりだからね」。上森さんはなんとも優しい表情で、そんな言葉を川辺で語りかけてくれた。僕は、そっとシャッターを押させてもらった。

おうち近くの川原でお話をした後、上森さんは海鮮丼をごちそうしてくれた。ごはんを食べながら“上森さん哲学”をたくさん聞かせてもらった。苦労話も明るく笑い声を上げながら、本当に楽しそうに話をしてくれる。

「私、障害者手帳持っているんよ。心臓が悪いからね。ほら」と自慢げに見せてくれた時はなんとも驚いた。どんなことがあろうと、それを乗り越えて、人生を楽しもうとする心を上森さんから学んだ。そんな上森さんを僕は「人生の先生」と呼びたい。

(新潟日報2015年8月18日 掲載)

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