egao20

昨年の春こと。この日は新潟市南区の旧白根市を歩いていた。向かった先は白根商店街。その一角で営まれている、フルーツショップ中村屋の店主・中村宏太さんと店先でお会いした。

出会った瞬間、物腰が柔らかいにも関わらず、なんとも威勢のいいガハハという笑顔で、一気に興味が湧いた。

中村さんは当時38歳。店の9代目で、昔は船でたわらもの(当時は炭などの燃料)を運ぶ仕事をしていたという。それからサツマイモや青果を扱い出し、川を渡していたという。中村さんは小さい頃に友達のおばあちゃんのところに行くと「いも屋のせがれかね」と言われていたらしい。

この夏、中村さんに再会を果たした。いつものとびきりの笑顔で、お話してくれる。「うちは地元の保育園や学校給食の配達もしているんです。じいちゃんから受け継いでいる方々への配達もたくさん」。中村さんは流れるように、するすると話を展開していく。「そうそう、面白いエピソードと言えば」と思い出したかのように、中村さんは続ける。

「アタシは大学が東北だったんです。それから実家に帰ってきて、仕事始めた頃って、アタシの嫁さんはまだ中学生だったんですよ。12個離れてるもんで。そんなもんで、仕事始めたころに運んでいた給食食材は嫁さんが食べてたんですよ」

中村さんと奥さんはちょうど一回り違って、どちらも辰年。想像してみると面白い。配達に来ていた八百屋のお兄さんと将来出会い、しかも結婚に至るなんて。

「今は店で一緒に仕事してもらっています。休みがほぼない仕事ですけど、稼業に理解があるのはありがたいですね」

また、中村さんは仕事に対する熱い思いも語ってくれた。「その年によっても、どこの産地が良いのかとか、選び抜いて青果を選んでいて、だからこそお客さんにおいしかったよって言ってもらえると、やっぱりうれしいですね」

家族とお店を守るため、そして白根のまちを受け継いでいくため、中村さんは今日もいい汗を流していることだろう。ガハハと店先でお客さんと笑い合ったりして。

(新潟日報2015年9月15日 掲載)

======================

★8/24 えがお先生公式HPリニューアルOPEN!
egaosensei koushiki HP

★ママ・パパの写真・カメラに関するお悩み相談 受付中です。
お悩み相談バナー

以下、えがお先生の公式SNSとなっています。日頃の動きやイベント情報をどこよりもタイムリーに発信中!皆さん、よかったらフォローしてくださいネ。

えがお先生Facebookページ
http://www.facebook.com/egaosensei/

えがお先生Twitter
https://twitter.com/egao_shashinka

えがお先生Instagram
https://www.instagram.com/egaosensei/

※当サイトの写真を許可なく複製・転載・流用・複写等することはご遠慮ください。


Written by egao-design