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青年期のチャレンジというものは、一回りも二回りも人間を大きくしてくれるものだ。

今年8月、僕は水と土の芸術祭の市民プロジェクト「みずつちこどもファインダー学校~こどもたちが写真家になれる日~」の全体講師を務めた。対象は新潟の小学生から高校生まで。こどもたちの感性を引き出し、新潟の魅力を表現していく連続講座である。

そこで受講してくれていた新潟明訓高校2年の岡崎丈児君と出会った。愛嬌(あいきょう)のある青年だ。私たちはすぐに打ち解け合い、そしてその日から彼のことを「ジョージ」と呼ぶようになった。

ジョージは意欲的に写真の撮り方のコツをつかんでいき、一気に上達していった。そして、「あなたのふるさとの宝を写真に映してきてください」というお題にジョージは一生懸命に考えてくれた。

「家から見える夏空を撮りたい。関屋浜に行って、海の景色も撮ってこよう」。そう言って、夏の冒険へと出発した。お気に入りのカメラを連れて。

2週間後、第2回の講座の時。にこやかでうれしそうなジョージの姿があった。きっと、カメラを持った冒険が満足のいくものだったのだろう。そんな気持ちを表してか、みずみずしい感性があふれる写真が数多く撮られてきた。

堂々と誇らしくそびえる大木、水辺に浮かぶハスの花。花火大会に行った時の友達の笑顔。どのショットも面白く、新鮮だ。

「人の心も水面に映るんじゃないかな」。そう感じながら撮ったという水の波紋を映し出した写真はなんとも心に響いてきた。

プログラムの最後には、作品として「まち自慢ポスター」を一般の方に向けて発表するということもあり、受講者は写真1枚につき一言だけキャッチコピーを付けていく。ジョージは悩みながらも、大木の写真に「生きる。」と付けた。

ひと夏のチャレンジを終え、また学校生活に戻っていく。僕自身も高校1年生からカメラを始め、今に至る。これからジョージがどんなシャッターを押していくのか、楽しみだ。

(新潟日報2015年9月29日 掲載)

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